琉球大学理学部のライマー教授らは、市民科学プラットフォーム「iNaturalist」に投稿された写真を用いて、微生物の新たな分布と行動に関する新知見を得ることに成功した。この研究は、1956年以降記録されていなかった新種の多毛類(ゴカイなどの仲間)Haplosyllis anthogorgicolaの分布と行動を明らかにしたもの。また、沖縄と高知の海域でこの多毛類を観察・採集し、同種がインド太平洋全体に広く分布している可能性を示すとともに、サンゴを守るために攻撃的行動を見せることも確認している。これらの知見は、サンゴの保存と絶滅危惧種のタツノオトシゴの共生関係についての理解を深め、将来的にはサンゴ礁生態系の保護に貢献することが期待される。
情報源 |
琉球大学 研究成果
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機関 | 琉球大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 行動 | サンゴ | 分布 | タツノオトシゴ | サンゴ礁生態系 | 市民科学 | 多毛類 | iNaturalist | Haplosyllis anthogorgicola | クリーニング機能 |
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