環境省は、「平成21年度省エネ照明デザインモデル事業」の対象事業者の採択結果を発表した。同事業は、地球温暖化対策の一環として実施しているもので、省エネ照明を率先して導入しようとする商業施設や店舗などの事業者を対象に、平成21年6月より公募を開始し、省エネ照明デザインモデル事業審査委員会の審査を経て、全国の応募者の中から10者を決定した。今後、採択された事業者は、照明デザイナーとの協働により、照明器具の配置や光源の選び方を見直すことによって、優れた省エネ効果を達成しながらも魅力的な空間を創り出す“新たな照明デザイン”を同審査委員会のアドバイスをふまえながら設計する。また、設計完了後には、各事業者が自らの負担の下、実際に省エネ照明を商業施設や店舗などに導入し、CO2削減等の効果を取りまとめるとともに、今後、省エネ照明導入モデルとして導入手法や取組のアイディアなどを普及していく予定という。