国土交通省は、「下水道におけるリン資源化検討会」を設置したと発表した。同省下水道部では、平成20年度に、下水汚泥等からのリン回収に取り組んでいる自治体、または具体的な取り組みを予定している自治体における現状や課題を把握するとともに、ユーザー側の実態やニーズ等を把握し、今後の取り組みの方向性を検討することを目的として、「下水・下水汚泥からのリン回収・活用に関する検討会」を設置し、論点整理を行った。今回、これまでの下水道からのリン回収・活用に関する論点を踏まえ、回収リンの品質管理体制や事業展開手法等について議論を深め、下水道管理者がリン資源化事業の実施について検討するための手引きをとりまとめることを目的として、「下水道におけるリン資源化検討会」を設置。平成21年11月4日(水)に第1回会議を開催し、今後、回収リンの品質管理体制や事業展開手法等について検討を行っていくという。