神戸市は、下水道資源の有効利用を図る取組として、下水汚泥から回収したリン肥料「こうべSDGs肥料」の一般販売を開始する(希望小売価格:1,000円程度/kg)。リンは肥料の三大要素の一つと言われており、食料生産において不可欠な資源であるが、本邦ではほぼ全量を輸入に頼っている。そうした中、神戸市では、下水汚泥からリンを回収する取組を行っている。この取組において回収されたリン酸マグネシウムアンモニウムを「こうべ再生リン」として肥料への活用を進めている。平成27年度から、「こうべ再生リン」に窒素やカリウム分を加えて使いやすい肥料として園芸用肥料の販売を開始し、水稲用肥料も追加した。令和2年1月からはこの水稲用肥料で育てたお米を神戸市内の学校給食で使用するなど取組の幅を広げている。これまで園芸用肥料として農家向けに販売していた肥料をリブランドし、今回、一般市民向けに「こうべSDGs肥料」として販売することとした。販売開始時期は12月中旬を予定しており、JA直売所や市内ホームセンターで購入できる。この施策は、環境保全型農業の推進や、資源循環、さらには肥料価格高騰対策につながる取組であるという。
情報源 |
神戸市 記者資料提供
YouTube kobecitychannel「肥料ではじめるSDGs:こうべSDGs肥料を販売します」 |
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機関 | 神戸市 |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 下水道 | 下水汚泥 | リン | 肥料 | 神戸市 | 環境保全型農業 | リン肥料 | 一般販売 | リン酸マグネシウムアンモニウム | こうべ再生リン |
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