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 JWA、鳥類観測技術の海外展開事例を紹介

発表日:2020.05.27


  (一財)日本気象協会(JWA)は、自社の「鳥類観測技術」が海外の洋上風力発電施設に採用され、事後調査に参画すると発表した。JWAの技術は国内における観測を想定して開発されたもので、船舶レーダーを活用した「鳥類軌跡抽出システム」と、赤外線カメラと動体検知プログラムを組み合わせた「バードストライク検知システム」で構成されている。今回、欧州各国で大型洋上風力発電プロジェクトを手掛けるwpd AG(本社:ドイツ・ブレーメン)の台湾法人が雲林県沖合で開発する洋上風力発電施設(総出力電力:640MW)において、JWAと台湾の民間気象会社が、風車の稼働による鳥類への影響を把握する調査を共同実施する。日本の鳥類観測技術が海外のインフラ整備に採用されたのは初めてであり、国の「インフラシステム輸出戦略(3.質の高いインフラの推進(2)②低炭素・脱炭素技術の海外展開」に関わる日本企業の海外展開を支援する技術のひとつになり得るという。

情報源 (一財)日本気象協会 JWAニュース
〔参考〕(一財)日本気象協会 JWAニュース(2016.7.20)
機関 (一財)日本気象協会
分野 環境総合
キーワード 洋上風力発電 | 台湾 | 鳥類 | バードストライク | インフラ整備 | 赤外線カメラ | インフラシステム輸出戦略 | 鳥類観測技術 | 船舶レーダー | 動体検知
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