ヤンマーホールディングス(株)のグループ会社であるヤンマーエネルギーシステム(株)は、温泉廃熱を利用した小型のオーガニックランキンサイクル式発電機(ORC発電機)を開発し、試験機を諏訪市のあやめ源湯へ設置した。ORC発電機は、水よりも沸点の低い媒体を活用することで、低温の蒸気や熱水を発電に利用できる。同社は、ORC発電機の導入先が限られ、個別の対応が多くコスト高となっている点を課題として捉え、10kW未満のパッケージ化された小型ORC発電機〔定格出力:9.0kW(熱源90℃・冷却源20℃)、大きさ:807×2,009×1,675mm〕の開発に至った。パッケージ化することで施工性の向上や複数台設置が簡易にでき、案件ごとに最適な容量を提案できる。今回、諏訪市に小型ORC発電機を導入し実証事業を行う(発電出力:8kW、想定発電量:約7万kWh/年、発電開始日:2020年8月4日、実証期間:1年間)。今後、温泉や工場などの小規模な熱源へ展開していくという。
情報源 |
ヤンマーホールディングス(株) ニュースリリース
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機関 | ヤンマーホールディングス(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 工場 | 発電 | 温泉 | ヤンマーエネルギーシステム | 蒸気 | 熱水 | 温泉廃熱 | オーガニックランキンサイクル式発電機 | 諏訪市 | 小規模熱源 |
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