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 NEDO、酸素水素燃焼タービン発電技術の研究開発に着手

発表日:2020.09.28


  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は「水素利用等先導研究開発事業・研究開発項目〔3〕:従来技術を凌駕する超高効率発電共通基盤研究開発(委託)」の研究開発テーマを採択した。NEDOはカーボンフリーなエネルギーの新たな選択肢としての「水素」の地位を確立すべく、2014年から同事業を実施しており、再エネからの高効率・低コスト水素製造や長距離輸送技術、エネルギーキャリア技術および大規模な水素利用技術の研究開発に取り組んできた。今回、(国研)産業技術総合研究所ほか7者(1研究機関・2大学・2団体・2企業)からなるグループの研究開発テーマ「酸素水素燃焼タービン発電の共通基盤技術の研究開発」を採択し、高い発電効率(約68%)が期待できる1400℃級の水素発電システムと、従来のガスタービン・コンバインドサイクル発電とは一線を画した新たなクローズドサイクルの共通基盤技術を開発するとともに、社会実装に向けたシナリオを検討する(実施期間:2020~2022年度)。今回開発する「酸素水素燃焼タービン発電技術」は、酸化剤として酸素を用いることで、燃焼による生成物を水蒸気のみとすることができ、原理的にはCO2、NOx・SOxを排出しないという。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース一覧
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 水素 | 発電効率 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | 産業技術総合研究所 | 酸化剤 | カーボンフリー | 水素利用等先導研究開発事業 | 超高効率発電 | 酸素水素燃焼タービン発電 | 水素発電システム
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