九大など、大気からCO2を回収する新しい手法を提案

発表日:2020.10.16

九州大学カーボンニュートラル・エネルギー研究所の研究グループは、(株)ナノメンブレンとの共同研究により、大気中のCO2を直接回収する新しい手法を提案した。従来のCO2回収技術は、大規模な設備を必要とし、そのため導入場所が限定されること等が課題と考えられていた。九州大学は、内閣府「ムーンショット型研究開発事業」の支援に基づき、大気中に拡散したCO2を人工的に直接回収し、有益な資源に転換する技術開発を行っている(研究期間:2020~2029年度)。今回、最先端の高分子分離膜性能に基づいて、多段の膜分離により空気中のCO2(0.04%)を40%以上まで濃縮可能であることがシミュレーションにより明らかとなった。膜によるCO2回収は、エアーフィルターの様に場所を選ぶことなく、サイズ・規模を変えて導入することが出来る。この成果は、いつでも・どこでもCO2が回収できる「ユビキタスCO2回収」という新しい発想の回収技術になることが期待されるという。

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