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 森林総研、昭和初期の「天然林調査報告書」の目録を作成・公表

発表日:2020.10.23


  (国研)森林研究・整備機構森林総合研究所は、昭和初期に国有林内の天然林で行われた森林調査の報告書(国有天然林調査報告書)の原資料(662件)を整理したうえで、作成した目録を印刷・公表した。この報告書は、大正から昭和初期にかけて天然林更新が行われる中で当時の農林省山林局傘下の国有林における天然林調査を大規模に行ったもの(他に内務省北海道庁管轄の国有林・宮内庁が管轄していた御料林があった)。一部の資料については公刊されていたが、戦争激化のためか、全資料の公刊には至っていなかった。今回、同所は、多くの天然林の姿を今に伝える植生データ、精密な手描きの森林断面図や平面図、膨大な直径と樹高の調査原簿、現場写真などが含まれる原資料の詳細な目録を作成し、公表に至った。今後進めていくデジタルアーカイブ化も含め積極的に資料を公表することで、森林研究の発展につなげていくという。

情報源 森林研究・整備機構森林総合研究所 プレスリリース
機関 森林研究・整備機構森林総合研究所
分野 自然環境
キーワード 森林総合研究所 | 樹高 | 昭和初期 | 国有天然林調査報告書 | 原資料 | 植生データ | 森林断面図 | 直径 | 現場写真 | デジタルアーカイブ
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