森林研究・整備機構森林総合研究所などの研究グループは、沖縄県のやんばるの森で、保全すべき森林の指標となる植物の候補を発表した。やんばるの森は、2016年に国立公園となり、世界遺産への登録を視野に保護区が設定されている。しかし、保護区外にも絶滅危惧種が生息する森林があることから、保全対象とすべき森林を簡単に発見するための「指標」が必要と考えられた。同研究グループは、さまざまな植物種の量と3つの基準(着生植物種数、絶滅危惧植物種数、林齢)との関係を調べとところ、3つの基準が高レベルであることを示す指標種の候補として11種が挙げられた。中でもイスノキ(学名:Distylium racemosum)は樹皮が特徴的で野外で簡単に識別できることから、最も有力な指標種となり得るという。
情報源 |
森林研究・整備機構森林総合研究所 研究紹介
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機関 | 森林研究・整備機構森林総合研究所 琉球大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 森林総合研究所 | 世界遺産 | 絶滅危惧種 | 国立公園 | 指標種 | 沖縄県 | 保護区 | やんばるの森 | 保全対象 | イスノキ |
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