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 竹中工務店、不燃ダンボールダクトの環境性などを訴求

発表日:2020.11.17


  (株)竹中工務店は、「不燃ダンボールダクト」の特長や実績、普及拡大に向けた取組を紹介した。同製品は、2004年に同社と山田ダンボール(株)および協立エアテック(株)が共同開発し、さらに改良を加えたもので、亜鉛メッキ鋼板製ダクトの代替使用が期待されている部材。軽量であるため落下事故の被害が軽微であり、空調用ダクトの基本的な要求性能である不燃性・気密性をはじめ、段ボールとアルミニウム箔が分離しやすく、リサイクル性に優れていることも注目されている。2019年9月に札幌市で開催された令和元年度空気調和・衛生工学会大会では、(一財)化学物質評価研究機構の研究者らにより、3層構造により断熱性が確保されており、使用期間30年経過後でも初期以上の粘着力を保有しており十分な「耐久性」を有するという評価結果が報告されている(仲山ら、2019)。横浜市新市庁舎(2020年1月竣工)などにも採用されており、大量搬送や現地での組み立てが容易であることから、製造時・輸送時のCO2排出量を61%削減できるという。

情報源 (株)竹中工務店 リリース
山田ダンボール(株) お知らせ(PDF)
機関 (株)竹中工務店 山田ダンボール(株)  協立エアテック(株)
分野 環境総合
キーワード 耐久性 | リサイクル性 | 山田ダンボール | 協立エアテック | 亜鉛メッキ鋼板製ダクト | 空調用ダクト | 空気調和・衛生工学会大会 | 化学物質評価研究機構 | 横浜市新市庁舎 | 使用期間30年経過後
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