大阪ガス(株)と積水ハウス(株)は、低炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、これまで両社が進めてきた、家庭用燃料電池と太陽電池を組み合わせた「W(ダブル)発電」に、さらに蓄電池を組み合わせ、省エネルギー性を一層高めたスマートハウスの実証実験を開始すると発表した。スマートハウスとは、情報技術を駆使し、エネルギー利用の最適化を図る住宅のこと。ガス機器や家電機器、太陽電池等の省エネルギー性は年々向上しているが、機器単体の性能向上には限度があることから、スマートハウスではそれらを情報ネットワークで繋ぎ、住宅全体のエネルギーマネジメントの最適化を図る。さらに、将来の低炭素社会のエネルギーシステムとして注目されているスマートグリッド等に対応した実証実験にも取り組むという。なお、この取り組みは、平成21年度に経済産業省の委託事業「スマートハウス実証プロジェクト」を受託した、(株)三菱総合研究所からの再委託を受けて実施される。