大阪ガス(株)は、「スマートエネルギーハウス」の開発加速に向けて、社内に「スマートエネルギーハウス推進室」を発足させるとともに、実験住宅における実証試験を実施すると発表した。「スマートエネルギーハウス」とは、家庭用燃料電池と太陽電池を組み合わせたダブル発電に、さらに蓄電地を組み合わせ、情報技術を駆使することで、家庭における電気及び熱といったエネルギー利用の最適化を図る住宅のこと。同社は、2009年度に、積水ハウス(株)と共同で、経済産業省からの委託事業「スマートハウス実証プロジェクト」に参加し、3電池(燃料電池・太陽電池・蓄電池)を最適制御するシステムの実現性を確認した。今回、その実用化に向け、2010年6月1日に推進室を発足させ、建築・電気・環境分野の社外有識者の助言をうけながら他社との連携を図り、技術開発を推進するとともに、要素技術の実証やシステムの効果検証などを目的に、2011年1月より実証試験を開始するという。