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 OKI、工場新設計画における環境配慮の方向を紹介

  OKI(沖電気工業株式会社)は、主要事業所の一角に災害対応や環境負荷低減に配慮した新工場を建設すると発表した（建設地：埼玉県本庄市小島南・同社「本庄地区」地内）。同社は、製品の種別（試作品・量産品・少ロット製品・大型システム製品など）と生産拠点の特性をマッチングさせるモノづくり基盤の強化に向けて、「スマート工場」の実現に資する現場レベル、経営レベル（IT・オペレーションおよびマネジメント）における総合的な変革を推進している。新工場の建設には、国土交通省の「サステナブル建築物等先導事業（木造先導型）」を活用する。免震構造と木製直交集成板（CLT）を採用した地上2階建て、延床面積約1万9千m2の建物とし、日本初のネット・ゼロ・エネルギー・ビル（ZEB）生産施設の築造を目指す。既存工場の果たしてきた役割や「秩父杉」の利用など、地域との共存に配慮したモデル工場と位置付け、グループ内における展開やスマート工場に関する施策の一層の推進に向けて約60億円を投資するという（稼働予定：2022年4月）。