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 東大など、ホルマリン中のプランクトン群集組成を復元

発表日:2021.02.18


  東京大学大気海洋研究所および(国研)海洋研究開発機構などの研究グループは、ホルマリン中に長期保存された試料からDNAを抽出し、プランクトン群集組成を復元する手法を開発した。プランクトン試料は、ホルマリン溶液に入れて、古くは100年以上前に採取されたものもあり、研究室等に保管されている。これら試料は当時のDNA情報を保持しているが、ホルマリンによって形成される分子間の強い結合(メチレン架橋)のためにDNA抽出は困難と考えられていた。今回、メチレン架橋を効果的に外し、DNA抽出可能な条件を明らかにした。この手法は個々の種だけではなく、プランクトン群集全体に適用できる。実際に17年間ホルマリン溶液に保存されていた試料からDNAを抽出し、復元された珪藻群集が顕微鏡での観察結果と一致すること等を確認している。近年の環境変化がプランクトン群集に及ぼす影響について全球的に理解が進み、更には絶滅種のゲノム復元など歴史的試料を用いた研究展開が期待されるという。

情報源 東京大学大気海洋研究所 研究成果
海洋研究開発機構 プレスリリース
機関 東京大学 海洋研究開発機構
分野 自然環境
キーワード プランクトン | 海洋研究開発機構 | 東京大学 | 珪藻 | 環境変化 | 絶滅種 | DNA情報 | メチレン架橋 | ホルマリン溶液 | ゲノム復元
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