(独)海洋研究開発機構は、日本近海が生物多様性のホットスポットであり、全海洋のわずか0.9%の容積に、全海洋生物種数の14.6%が分布すると発表した。この研究は、同機構 海洋・極限生物圏領域の藤倉主任研究員らが、国際プロジェクト「海洋生物のセンサス:Census of Marine Life(CoML)」の一環として、京都大学フィールド科学教育研究センター、東京大学大気海洋研究所などとともに実施したもの。同研究では、現時点の文献データから日本の排他的経済水域(EEZ)内における種多様性について包括的に解析。その結果、日本近海に出現する種数は33,629種、その他の出現予測種数(未記載種など)は121,913種で、合計155,542種が、現在の日本近海に分布する推定種数であることがわかった。今回の成果は、海の生物多様性や生態系に関する研究、生態系変動予測、生物資源評価、環境影響評価の基礎データとなることが期待されるという。
情報源 |
(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース
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機関 | (独)海洋研究開発機構(JAMSTEC) |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 海洋生物 | 生物多様性 | 生態系 | 海洋研究開発機構 | 東京大学 | 京都大学 | JAMSTEC | ホットスポット | CoML | 排他的経済水域 |
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