総合地球環境学研究所は、東京大学、Global Footprint NetworkおよびWWF ジャパンと共に執筆した「エコロジカル・フットプリント」に関する論文のポイントを紹介した。この論文は、経済活動を保つために必要な土地面積を表わすエコロジカル・フットプリント(単位:global ha)が、世界各地で広く活用されている指標であることから、日本の環境政策立案に資するために詳細な分析を試行したもの。国際的に標準化された手法を用いて海外の数値との比較を可能とし、2014年の数値に基づく、都道府県別エコロジカル・フットプリントの算出と、地域特性との関係性を分析した。その結果、エコロジカル・フットプリントは1)都道府県によってかなり異なることが明らかになった。一方、1人当たりglobal ha単位に換算し、詳細な分析を行ったところ、エコロジカル・フットプリントは2)都市化、高齢化、平均収入とともに増加することや、3)食・住居・交通カテゴリー別の分析を通じて、都道府県ごとにきめ細かなエコロジカル・フットプリント削減施策(持続可能性戦略)が立案できることが分かったという。
情報源 |
総合地球環境学研究所 リリース
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機関 | 総合地球環境学研究所 東京大学 Global Footprint Network WWF ジャパン |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 東京大学 | 環境政策 | 都道府県 | 高齢化 | 都市化 | 総合地球環境学研究所 | Global Footprint Network | WWF ジャパン | global ha | 平均収入 |
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