(国研)建築研究所は、「省エネルギー建築のための設計ガイドライン」を公表した。同研究所はこれまでに、非住宅建築物を対象とする「建築物省エネルギー法」のための設計一次エネルギー消費量の評価方法について、国土技術政策総合研究所と共に整備を行ってきた。今回、このノウハウを活かし、建物外皮、空気調和設備、照明設備、換気設備、給湯設備等に関する省エネルギー設計・施工の方法を解説し、実務者、関連分野の研究者など産官学の連携により省エネ建築物の普及がさらに進むようガイドラインを策定した。具体的な省エネルギー設計のポイント11点のほか、関係する留意点や設計理論について記されている。このガイドラインは、同研究所のホームページでダウンロードすることができる(A4版、約240ページ)。