滋賀県では、「滋賀県ビオトープネットワーク長期構想」を改定した。この構想は平成21年度に作成し、ビオトープの保全・再生・ネットワーク化に関する長期的な構想。同県は、野生動植物の安定した存続を図り将来の世代へと引き継いでいくためは、野生動植物の生息・生育場所(ビオトープ)の保全・再生のみならず、ビオトープ間の相互のつながりの形成(ネットワーク化)が重要という考えのもと、今回、自然環境や社会経済情勢の変化の状況等を踏まえ改定するに至った。具体的には、1)ビオトープとして重要な区域である重要拠点区域について、野生動植物の生息・生育の基盤となる植生単位の広がりを重視し、区域の見直しを実施、2)野生動物の移動経路である生態回廊について、山地から田園域や市街地を通って琵琶湖へとつながる河川が持つ回廊としての役割に注目し、重要性の高い4河川を追加、3) ビオトープの保全・再生・ネットワーク化を推進するための方策の一環として、生物多様性の保全・再生を各主体の取り組みの中に組み込んでいく「生物多様性の主流化」や、生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)等の新たな考え方を追加したという。
情報源 |
滋賀県 お知らせ
|
---|---|
機関 | 滋賀県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | ビオトープ | 生物多様性 | 河川 | 滋賀県 | 琵琶湖 | Eco-DRR | ネットワーク化 | 生物多様性の主流化 | 生態回廊 | 滋賀県ビオトープネットワーク長期構想 |
関連ニュース |