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 環境省、令和2年度国内の廃プラスチック類の処理に関する状況調査の結果を公表

発表日:2021.05.11


  環境省は、令和2年度国内の廃プラスチック類の処理に関する状況調査の結果を公表した。この調査は、国内の廃プラスチック類処理の状況把握のため、都道府県等及び廃棄物処理業者に、廃プラスチック類の処理等に関するアンケート調査を行ったもの。今回、産業廃棄物に係る廃プラスチック類処分施設の処理量・稼働率・保管率は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により輸入禁止措置以前の平成29年末の水準より大きく低下したが、再上昇が確認され、また、一部地域においては、不法投棄事案及び保管上限超過等の基準違反が確認されており、廃プラスチック類処分施設の処理量・稼働率・保管率の変化次第では、廃プラスチック類の適正処理に支障が生じ、不適正処理事案が発生する可能性がある等が明らかになった。今後、①「プラスチック資源循環戦略」に基づくプラスチックの資源循環、②優良認定処分業者の保管量の上限引上げ制度の活用推進、③令和元年5月20日付け廃プラスチック類通知の自治体への再周知、④高度リサイクル設備導入支援等を行い、今国会においては、⑤包括的にプラスチックの資源循環体制を強化するため「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案」を提出しているという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 産業廃棄物 | プラスチック | 不法投棄 | 資源循環 | 廃棄物処理業者 | プラスチック資源循環戦略 | アンケート調査 | 廃プラスチック類 | 新型コロナウイルス感染症 | 優良認定処分業者
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