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 NEDO、産業用スマートセルによるバイオものづくり実証に着手

発表日:2021.07.07


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発(2020~2026年度)」のうち、研究開発項目「産業用物質生産システム実証」の2021年度採択案件を公表した。同事業は、植物や微生物などの生物を用いて物質を生産する技術(バイオものづくり)の基盤となる次世代技術の開発等を目的とするもの。同研究開発項目では、NEDOが開発したスマートセルに係る基盤技術等を用いたバイオ資源の拡充、工業的なバイオ生産プロセスの開発、生産プロセス条件と育種の関連付けが可能となる統合解析システムの開発を目指す。今回、委託フェーズでは「糸状菌が生産する農薬活性天然物の生産性向上システムの構築、実証(Meiji Seikaファルマ株式会社)」ほか9件を、助成フェーズでは「大腸菌発酵による酸化型グルタチオン高生産技術の開発(株式会社カネカ)」ほか3件を採択した。これらの成果を活かして、各種技術と実生産の橋渡しを効率的に行うバイオファウンドリの基盤を整備し、バイオ由来製品の社会実装の加速とバイオエコノミーの活性化に貢献するという。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード バイオエコノミー | スマートセル | カーボンリサイクル | バイオ由来製品 | 産業用物質生産システム | バイオものづくり | バイオ資源 | バイオ生産プロセス | 統合解析システム | バイオファウンドリ
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