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 NEDO、地熱発電の導入拡大に向けた研究開発に着手

発表日:2021.07.15


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「地熱発電導入拡大研究開発(事業期間:2021~2025年度)」の実施予定先を発表した。NEDOは、第5次エネルギー基本計画(2018年7月閣議決定)における地熱発電の位置付けや2030年度までの導入目標を踏まえ、2019年度に国内外の地熱開発・地熱技術開発動向調査を実施した。同事業は、調査を通じてNEDOが整理した技術開発の重点課題(地熱資源のポテンシャル拡大と地域共生・環境保全、発電原価低減化)の解決に向けて創設されたもので、3つの研究開発項目で区分されている。「超臨界地熱資源技術開発」においては全国4地域の資源量評価を実施するとともに、光ファイバーを用いた深部地熱資源探査技術の開発を行う。「環境保全対策技術開発」では、国立・国定公園内での地熱開発や、開発地域のステークホルダーとの合意形成に資する硫化水素連続モニタリング装置の開発や、新たな気象モデルの構築に取り組む。また、「地熱発電高度利用化技術開発」では、IoTや人工知能(AI)の活用によって地熱発電設備や地熱貯留層の管理を効率化・最適化し、既存発電設備における発電量の引き上げや、新規地熱開発時の発電量向上、コスト削減につながる高度な管理技術の開発を目指す。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 環境保全 | 地熱貯留層 | 地熱資源 | 第5次エネルギー基本計画 | 国立・国定公園 | 地熱開発 | 地熱発電導入拡大研究開発 | 地域共生 | 資源量評価 | 探査技術
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