三重県、名張市内の事業所で見つかったカドミウムなどによる土壌汚染について公表

発表日:2021.07.20

三重県は、三重県生活環境の保全に関する条例第72条の4第1項の規定に基づき、昭和電工マテリアルズ(株)から、同社名張事業所の敷地の一部において、カドミウムやセレン等による土壌汚染が発見された旨の届出があったことを公表した。同事業所は、令和2年8月設備更新に伴い、土壌汚染に係る自主調査を行い、カドミウム他の溶出量基準超過を確認したが、当時は届出が不要であると判断したため届出が遅延したという。土壌汚染の内訳は、1)カドミウム及びその化合物(土壌溶出量:最大0.004mg/L(基準値の1.3倍))、2)セレン及びその化合物(土壌溶出量:最大0.013mg/L(基準値の1.3倍))、3)ふっ素及びその化合物(土壌溶出量:最大2.8mg/L(基準値の3.5倍))となっている。同社事業所では、今回土壌汚染が確認されたカドミウム、セレン及びふっ素を含む材料を鉛蓄電池の製造や分析試薬に使用しているが、土壌汚染との因果関係は不明だという。三重県伊賀地域防災総合事務所が現地確認を行ったところ、土壌汚染が発見された場所は、工場の建屋内で内部の床はコンクリートで覆われていることから、雨水により汚染物質が地下水へ溶出する可能性は低く、汚染土壌が飛散することもないため、周辺の生活環境への影響はないと考えている。同県では、事業所内で土地が改変される場合には、汚染土壌の調査や掘削除去等が適切に実施されるよう、事業者を指導していくとしている。

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