(公財)日本財団は、廃棄漁網由来の再生原料から製造した鞄の発表会を開催した。この取組は、海洋プラスチックごみ削減を目的とし、廃棄漁網の資源活用が促進されることで、海洋への不法投棄防止や回収を促す効果が期待されるもの。海洋プラスチックごみは、年間世界全体で約800万トン、国内からは2~6万トン発生しており、日本の海岸に漂着している海洋ごみのうち、漁網・ロープが2~3割を占めているという(2016年・環境省、国内10地点での漂着ごみ調査)。今回の発表会では、リサイクル企業や繊維・鞄メーカーらがこれまでの取組や成果をはじめ、鞄作りを通して⾒えてきた新たな課題を紹介し、出席した環境大臣は、廃棄物に付加価値をつけて別の製品に生まれ変わらせる新しいリサイクルの形「アップサイクル」に期待を寄せた。発表会後に開催された展示会には、約50個の試作品が展示された。2021年10月1日から、豊岡鞄オフィシャルショップにて、販売される予定という。
情報源 |
(公財)日本財団 プレスリリース
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機関 | (公財)日本財団 環境省 |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 海洋プラスチックごみ | 日本財団 | 漂着ごみ調査 | 廃棄漁網 | アップサイクル | 豊岡鞄 | 繊維メーカー | 鞄メーカー |
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