(公財)日本野鳥の会は、東南アジア各国が協力して毎年1月に実施している「クロツラヘラサギの世界一斉センサス」(主催:香港バードウォッチング協会(HKBWS)、調査日:2021年1月15日~17日)の2021年の結果を公表した。この調査は、絶滅が危惧されているクロツラヘラサギの越冬個体数と分布を知るために日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、フィリピンなど東南アジアの自然保護団体が参加し、毎年実施しているもので、国内では「日本クロツラヘラサギネットワーク(福岡市)」と日本野鳥の会の支部会員が中心に調査を行っている。調査結果のとりまとめは、各国からの報告に基づきHKBWSが行っており、2021年は5,222羽(前年+358羽、7.4%増)が確認され、主要な越冬地の台湾では3,132羽(前年+347羽、12.5%増)、国内においても570羽(前年+26羽、4.8%増)が観察された。国内では、熊本県が最も多く、調査期間中に197羽が観察され、次いで、福岡県106羽、鹿児島県77羽、佐賀県75羽、山口県46羽の順で観察されたという。
情報源 |
(公財)日本野鳥の会 お知らせ
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機関 | (公財)日本野鳥の会 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 東南アジア | 熊本県 | 台湾 | 分布 | 日本野鳥の会 | クロツラヘラサギの世界一斉センサス | 香港バードウォッチング協会 | クロツラヘラサギ | 越冬個体数 | 日本クロツラヘラサギネットワーク |
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