国内ニュース


 野鳥の会、青森県の太陽光発電所計画変更を要望 ラムサール「仏沼」の真隣

発表日:2023.03.28


  (公財)日本野鳥の会などは、ラムサール条約湿地である「仏沼(青森県三沢市)」の隣接地で「エネみらい青森三沢ソーラーシェアリング合同会社」が計画する営農型太陽光発電所事業の1工区の事業計画の変更を求め、経済産業大臣に要望書を提出した。仏沼は、国際的絶滅危惧種のオオセッカ、シマクイナ、コジュリンなどが生息しており、2005年11月に「ラムサール条約湿地」に登録されている。同事業の1工区は「仏沼」の南端に接し、鳥獣保護区の普通地域内に位置している。認定を受けた事業計画の「地番の追加・削除」を行なうには、経産省への変更認定申請が必要。現在、事業者と経産省間の計画地変更に向けての事前協議が整わず、事業計画が中断している要因となっているとのこと。今回、同会青森県支部(八戸市)、NPO法人おおせっからんど(三沢市)と3者で提出した要望書では、計画認定後であっても自然環境への影響が懸念されることが明らかになった場合には計画地の変更を認めることを求めている。なお、3者は、希少種保護とそれによる生物多様性保全のため計画地の移設に向けて事業者、環境省(東北地方環境事務所、同省野生生物課)と協議を継続している。

情報源 (公財)日本野鳥の会 プレスリリース
機関 (公財)日本野鳥の会 NPO法人おおせっからんど
分野 自然環境
キーワード 日本野鳥の会 | ラムサール条約湿地 | 仏沼 | 三沢市 | 営農型太陽光発電所 | オオセッカ | 変更認定申請 | 青森県支部 | おおせっからんど | 計画地変更
関連ニュース

関連する環境技術