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 環境省、奄美大島の三太郎線周辺における夜間利用ルールの試行開始を発表

発表日:2021.08.31


  沖縄奄美自然環境事務所は、奄美大島の三太郎線周辺における夜間利用ルールの試行を令和3年10月29日から開始すると発表した。今年7月に世界自然遺産に登録された奄美大島では、世界自然遺産地域及び緩衝地帯に含まれる市道三太郎線、市道スタル俣線及び市道石原栄間線周辺(以下、「三太郎線周辺」という)において、野生動物の観察等を目的とした夜間の車両通行が増加しており、アマミノクロウサギ等の野生動物のロードキルやストレス増加などの悪影響が懸念されている。また、利用者にとっても、混雑による野生動物の出没頻度の低下や、利用者間のトラブルなどによる利用体験の質の低下も懸念されている。今回、「奄美大島三太郎線周辺における夜間利用適正化連絡会議」で、三太郎線周辺における夜間利用ルールの設定に向けた検討を進め、同連絡会議における合意を得て、三太郎線周辺における夜間利用ルールの試行を開始する。夜間利用ルールとしては、市道三太郎線の利用はWEBでの事前予約制とし、夜間の通行台数の制限を行う。車両の走行速度やライトの使用法など、夜間の野生動物観察のルールを設定。夜間野生動物観察に不慣れな方にはガイドの同行(有料)を推奨するとしている。

情報源 沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
機関 沖縄奄美自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 世界自然遺産 | アマミノクロウサギ | 奄美大島 | 沖縄奄美自然環境事務所 | 三太郎線 | ロードキル | 夜間利用 | 夜間の野生動物観察ルール
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