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 アマミノクロウサギ交通事故死「過去最多」を更新 環境省

発表日:2022.11.01


  沖縄奄美自然環境事務所は、アマミノクロウサギ交通事故死過去最多を更新したと発表した。環境省では、希少な野生動物の生息に影響を及ぼす要因の把握や保護対策への活用のため、野生動物の死体の情報を収集し、死体確認件数・死因内訳の整理等を行っている。2022年9月末までのアマミノクロウサギ交通事故の確認件数は、奄美大島で68件、徳之島では21件となり、いずれも過去最多となった。奄美大島では、これまでの事故多発道路上での事故が増加しており、徳之島では、アマミノクロウサギの分布の辺縁部での事故が増加している。今年、事故の増加が顕著に多い車道は、奄美大島では、国道58号線(県道85号線との分岐点)、瀬戸内町道網野子峠線などとなっている。同省では、リーフレット配布等による各種普及啓発活動や注意看板の設置等を行っており、現在運用している三太郎線の夜間利用ルールについては、今後利用状況やロードキルの発生状況を踏まえ、必要な改善を行っていく。また、進入抑制フェンスの効果検証のための情報収集を進め、関係機関と連携して新たな対策に関する検討を進めていくという。

情報源 沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料
機関 沖縄奄美自然環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 野生動物 | 徳之島 | アマミノクロウサギ | 奄美大島 | 沖縄奄美自然環境事務所 | ロードキル | 交通事故防止キャンペーン | 三太郎線夜間利用ルール | 徳之島町
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