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 山梨県峡東地域、「農業生物多様性」を調査する観察会を開催

発表日:2021.08.30


  山梨県及び峡東地域(きょうとうちいき=山梨市・笛吹市・甲州市)などで構成する峡東地域世界農業遺産推進協議会は、「果樹園の生き物観察会」を開催する(開催日:令和3年10月3日、対象:小学3年生以上の児童・生徒及び保護者)。峡東地域は、日本のブドウ栽培発祥の地とされ、平安時代にはすでに栽培されていたとも言われている。扇状地の傾斜地において、それぞれの土地に適応するために、多様な果樹を栽培するとともに、独自の技術が考案され、中でも約400年前に考案されたブドウの甲州式棚と疎植・大木仕立てを組み合わせた栽培は、降水量の多い日本の気候に適応するために開発された技術で、現在日本各地に普及している。また、果樹園に自生する植物を利用した草生栽培は、土壌の流亡防止や有機物の補給だけでなく、多様な生物の生息に大きく貢献していると考えられている。同協議会は、平成27年10月に設立し、世界農業遺産への認定に向けて取り組んでおり、今回、桃畑で昆虫類を採取し、顕微鏡などで観察し、果樹園に自生する植物や生息する昆虫類と農業生物多様性の関連性を調査するという。

情報源 山梨市 募集情報
甲州市 新着情報
機関 山梨県 山梨市 笛吹市 甲州市
分野 自然環境
キーワード 昆虫 | 世界農業遺産 | 甲州市 | 農業生物多様性 | 峡東地域 | 山梨市 | 笛吹市 | 峡東地域世界農業遺産推進協議会 | 果樹園 | 草生栽培
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