栃木県は、特定外来生物クビアカツヤカミキリ(学名:Aromia bungii)の被害状況等について公表した。同種は、サクラやモモなどのバラ科樹木に寄生し、幼虫が樹の内部を食べて枯らしてしまうことから対策が急がれている。同県では、平成28年に足利市で初めて確認され、その後も被害が後を絶たない。公園、住宅地等における被害木について、令和4年度は新たに2,485本(昨年比1,506本増)の被害が確認された。発生市町も増加し、新たに宇都宮市、さくら市、鹿沼市、下野市に広がっている。公園、住宅地等における取組として、資材の配備や被害木伐採への補助等、市町と連携した監視と防除を行う。果樹園における取組として、農業者への防除指導、ネット・農薬や伐採等の防除支援、農業試験場における防除方法の検討等といった試験研究を行う。また、チラシ等による県民への注意喚起や、防除対策マニュアル等による駆除方法の周知徹底と被害調査を実施するという。
情報源 |
栃木県 報道発表
令和4年度特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害状況等について(PDF) |
---|---|
機関 | 栃木県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 特定外来生物 | 栃木県 | 宇都宮市 | さくら市 | 鹿沼市 | サクラ | クビアカツヤカミキリ | モモ | 果樹園 | 下野市 |
関連ニュース |