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 鳥取県、とっとりの松原再生PJ「松露」発生に向けて環境整備

発表日:2021.10.19


  鳥取県は、とっとりの松原再生プロジェクトによる「松露(ショウロ)」発生に向けた環境整備が行われると発表した(実施日:令和3年10月24日、鳥取市浜坂地内)。「松露」とは、直径2~3センチの球形をしたクロマツの根と共生するキノコで、古くから珍重され、天然の「松露」は高級なものとされている。従来、海岸松林は、隣接する住宅・農地・道路等を飛砂・風害・潮害から守るとともに、高級食材の松露が繁茂する場として地域住民の生活と深く関わってきたが、近年の松くい虫被害等により松林が衰退し、林床にも草木が繁茂し、松露が生える環境がなくなりつつあった。これを踏まえ同県では、「松露」の復活をキーワードに、白砂青松をイメージしたとっとりの松原再生に向け、平成27年度から松露研究の第一人者(鳥取大学農学部の研究者)の指導のもと、地域住民等と協働で海岸松林の環境整備を進めてきた。9回目となる今回は、松の枝打ち、除草・表土攪拌・砂地の露出、松露菌糸体液の散布を行い、発生状況を確認する。地域とともにある健全な松原の再生と地域特産「松露」を目指した環境整備を進めており、近年「松露」の発生が確認できるようになったという。

情報源 鳥取県 報道発表資料
機関 鳥取県
分野 地球環境
自然環境
キーワード 鳥取大学 | 鳥取県 | 地域住民 | とっとりの松原再生プロジェクト | 松露 | クロマツ | 松くい虫被害 | 海岸松林 | 松原
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