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 NEDO、GI基金事業「次世代船舶の開発」に着手

発表日:2021.10.26


  (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構は、グリーンイノベーション基金事業(事業期間:2021~2030年度)における「船舶産業」分野の採択テーマ(合計4件)を発表した。同事業は、2021年6月18日に経済産業省等が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の実行計画に位置付けられた14の重点分野を対象とする総額2兆円規模の研究開発事業。既にNEDOは水素やアンモニア燃料分野への支援を始めており、今回、それらの海上輸送における脱炭素化、新燃料を利用した次世代船舶の開発に着手する(総額320億円)。研究開発項目は3つに区分されており、国土交通省が策定した研究開発・社会実装計画に基づく公募が行われた。水素燃料船の開発については「舶用水素エンジン及び船用水素燃料タンク・供給システム(MHFS)の開発(川崎重工業ほか2社)」、アンモニア燃料船の開発については「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発(日本郵船ほか3社)」および「アンモニア燃料船開発と社会実装の一体型プロジェクト(伊藤忠商事ほか4社)」が採択された。また、カーボンリサイクルメタンを活用して実質ゼロエミッション化するために、燃焼せずに排気されるメタン(メタンスリップ)対策に関するテーマ「触媒とエンジン改良によるLNG燃料船からのメタンスリップ削減技術の開発(日立造船ほか2社)」も採択されている。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 水素 | ゼロエミッション | LNG | アンモニア | 脱炭素化 | 2050年カーボンニュートラル | グリーンイノベーション基金事業 | 次世代船舶 | メタンスリップ | MHFS
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