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 NEDO、GI基金事業「次世代型太陽電池の開発」に着手

発表日:2021.12.28


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンイノベーション基金事業の一環として、脱炭素化の実現に必要不可欠な再生可能エネルギーの主力電源化へ向けて太陽光発電の普及を後押しする「次世代型太陽電池の開発」に着手した(実施期間:2021年度~2025年度予定、予算額:200億円)。同事業は、2021年6月18日に経済産業省等が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の実行計画に位置付けられた14の重点分野を対象とする総額2兆円規模の研究開発事業。官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業などを研究開発・実証から社会実装まで最長10年間継続して支援する。今回、日本は平地が比較的少なく、地域と共生しながら安価に太陽光発電事業を実施できる適地が不足しているという課題の解決に向けて、超軽量太陽電池 R2R 製造技術開発(実施予定先:積水化学工業株式会社ほか2大学)をはじめとする6プロジェクトを採択した。耐荷重の小さい工場の屋根やビル壁面など既存の太陽電池を設置できない場所への導入に向け、軽さや建物の曲面などにも設置できる柔軟性を持たせるだけでなく、変換効率や耐久性などの性能面でも既存電池に匹敵する次世代型太陽電池(ペロブスカイト)の実用化を目指す。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 脱炭素化 | ペロブスカイト | ペロブスカイト太陽電池モジュール | グリーン成長戦略 | 2050年カーボンニュートラル | グリーンイノベーション基金事業 | 次世代型太陽電池 | 超軽量太陽電池 | 小面積セル
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