環境省は、オフセット・クレジット(J-VER)制度に関する講師派遣支援の実施を発表した。同省は、平成20年11月に、国内のプロジェクトにより実現された温室効果ガス排出削減・吸収量をカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証するJ-VER制度を創設。今回、同制度の効率的な活用を促す講習会等を実施する地方自治体を対象に、講師の派遣支援を行う。具体的には、1)同制度の概要とチャレンジ25における政策的位置づけ等、地球温暖化対策あるいは地域活性化対策としての意義・効果、2)カーボン・オフセット市場の最新動向、3)同制度に登録されているポジティブリスト(適格性基準、方法論)、4)申請書の書き方講座、5)有効化審査(バリデーション)、モニタリング、第三者検証に係る詳細説明、等の説明と6)新規方法論の提案に関する相談をテーマとして想定し、講師派遣を行う。なお、支援機関は三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)など3機関となっている。