環境省は、平成22年度カーボン・オフセットモデル事業計画の採択結果を公表した。カーボン・オフセットとは、市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの温室効果ガスの排出量を認識し、削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量等を購入すること又は他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施すること等により、その排出量の全部又は一部を埋め合わせること。同省では、信頼性のあるカーボン・オフセットを普及促進するため、平成20年度より同モデル事業を実施してきた。今回、平成22年度の公募に対して34件の応募があり、審査の結果、市場流通型カーボン・オフセット9件、特定者間完結型カーボン・オフセット1件の計10件が採択された。