(独)宇宙航空研究開発機構、(独)国立環境研究所及び環境省は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT、平成21年1月23日打上げ)による観測データの解析結果(二酸化炭素・メタン濃度等)の初期検証作業が完了したのに伴い、データの一般提供を開始すると公表した。「いぶき」搭載の主センサである温室効果ガス観測センサ(TANSO-FTS)によって取得された輝度スペクトルデータをもとに解析された二酸化炭素・メタン濃度等のデータについて、平成22年2月18日より一般ユーザへの提供が開始される。ユーザは、国立環境研究所のデータ提供サイトで所定のユーザ登録を行った上で、観測データベースの中から希望する地点、日時のデータを検索・選択し、ダウンロードすることができる。また、今後さらに、平成23年上半期を目処に、月別・地域別の二酸化炭素吸収排出量(収支)の一般提供が開始される予定という。