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 金工大など、リノベーションの「脱炭素化」評価事例を紹介

発表日:2021.11.30


  金沢工業大学とリノべる(株)は、専有部・共用部を併せて一棟リノベーションした集合住宅(所在:千葉県船橋市、東京都品川区)が脱炭素化に大きく貢献していることを明らかにした。両者は「リノベーションによるCO2排出量および廃棄物排出量の削減効果」について共同研究を進めている(研究協力:国士舘大学)。今回、当該2物件のCO2排出量削減効果と廃棄物排出量削減効果を同時かつ定量的に評価するために、2つのケース(建替新築、リノベーション)を比較検証する手法を考案・適用した。どちらのケースも既存建物の解体・設計監理・資材製造・建設といった工程は共通していると考え、運用・改修段階の排出量なども考慮している(廃棄物排出量については解体・建設のみ)。同手法を用いた試算により、当該リノベーション物件は最大76%のCO2排出量と最大96%の廃棄物排出量を削減できることが示唆された。リノベーションが脱炭素社会におけるソリューション提案の一つとなり得ることが明らかになったと述べている。

情報源 金沢工業大学 ニュース&トピックス
リノべる(株) プレスリリース
国士舘大学 お知らせ(教育研究)
機関 金沢工業大学 リノべる(株) 国士舘大学
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード ソリューション | 建設 | 解体 | リノベーション | 脱炭素化 | 一棟リノベーション | 建替新築 | 設計監理 | 資材製造 | 運用・改修
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