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 トヨタ自動車(株)など、銅資源のCar to Carリサイクル技術を開発

発表日:2014.03.25


  トヨタ自動車(株)は、銅資源を使用したワイヤーハーネスについて、矢崎総業(株)と豊田通商(株)及び中部地区解体業者8社と連携して、Car to Carリサイクル技術を開発したと発表した。銅資源は残り可採年数が40年程度と言われている中、新興国等で送電線などインフラ需要の増大があり、海外での消費量が増えている。一方で、自動車では、モーターを活用する次世代車両に多く使用されていることから、銅を使用するワイヤーハーネスの国内でのリサイクル促進が大きな課題の一つになっている。今回、2010年度より解体業者と共同開発してきたリサイクル技術について、微小な不純物の混入を防ぐ機械式選別方法の実証ラインでの少量生産を開始し、安定的に生産できる目処付けを完了した。同技術では、解体業者が取り外したワイヤーハーネスから、新品銅とほぼ同様に使用できる品質である銅純度99.96%の素材を生産できる。トヨタでは2016年以降、年間1,000tレベルの再生銅の生産を目指し、更なる技術開発とコスト低減を進めるという。

情報源 トヨタ自動車(株) ニュース
矢崎総業(株) ニュースリリース(PDF)
豊田通商(株) ニュース
機関 トヨタ自動車(株) 矢崎総業(株) 豊田通商(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード リサイクル | トヨタ自動車 | 自動車 | 豊田通商 | 矢崎総業 | 技術 | 銅 | 解体
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