環境省は、令和4年度「地域資源循環を通じた脱炭素化に向けた革新的触媒技術の開発・実証事業」の採択事業者を公表した。脱炭素技術や資源循環技術の化学反応を促進させるために用いられる触媒には貴金属やレアメタル等が多用されているが、需要に追従するように価格高騰が起きやすく、脱炭素化を促進する上で触媒材料の資源制約がボトルネックとなる可能性があるとのこと。この課題解決のために、資源制約を生じさせることなく、廃プラスチックや地域の未利用資源等を原料にして、反応の高度化により資源循環を実現する触媒が必要と考えられた。そこで、同事業は、地域資源循環を可能とする、革新的で比較的安価な触媒等に係る技術を開発・実証し、社会実装を促進することを目指すもの。令和4年1月17日から2月4日まで公募した結果、京都大学を代表事業者とする10大学1高専3機関3社からなる研究チームが選ばれた。革新的多元素ナノ合金触媒・反応場活用による省エネ地域資源循環を実現する技術開発を進めていくという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 環境省 | 触媒 | レアメタル | 京都大学 | 廃プラスチック | 貴金属 | 脱炭素化 | 地域資源循環 | ボトルネック | ナノ合金触媒 |
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