静岡県、(公社)日本植物園協会および環境省自然環境局新宿御苑管理事務所は、「静岡県産絶滅危惧植物の生息域外保全連携活動」を実施することで覚書を取り交わした。今回の連携は、静岡県の『ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナー』制度および『南アルプス高山植物種子保存プロジェクト』に、同省新宿御苑管理事務所と日本植物園協会が加わる形となる。覚書により、静岡県の絶滅のおそれのある希少な植物を将来にわたって保存するとともに、発芽特性や栽培方法などの情報を収集し知見を共有する。具体的に、静岡県が主体となりプロジェクト全体の進行管理を行い、日本植物園協会はプロジェクトへのアドバイスやリスク分散による生息域外保全を行う。新宿御苑は、静岡県から送付された絶滅危惧植物の種子の受入れ、保存、試験のための種子の提供を行う(シードバンク機能)。同省は「絶滅のおそれのある野生動植物の域外保全に関する基本方針」に基づき、各種団体と連携して絶滅危惧植物の生息域外保全を行っているが、この枠組みに自治体が正式に加わるのは初めてという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 絶滅危惧種 | 覚書 | 生息域外保全 | 自治体 | 栽培 | 静岡県 | 日本植物園協会 | 新宿御苑 | 発芽 | シードバンク |
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