環境省は、ライチョウ生息域外保全実施計画を策定したと発表した。ライチョウは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)において、国内希少野生動植物種とされており、平成24年には「ライチョウ保護増殖事業計画」が策定された。今回策定された実施計画は、ライチョウ保護増殖事業計画に基づき、飼育・繁殖技術の確立、飼育下個体群の維持、科学的知見の集積を目的として、生息域外保全の基本的な考え方や今後の進め方を示したもの。生息域外保全には段階的に取り組み、1)乗鞍岳の個体群からファウンダー(野生下から飼育下に導入する個体)を確保して技術開発を目指す、2)近い将来存続が困難になる危険性のある個体群について保険個体群を確立する、3)野生復帰をさせ得る資質を有する個体の創出及び確保を目指す、としている。今後は今回の計画に基づき、環境省及び公益社団法人日本動物園水族館協会が連携して、ライチョウの生息域外保全に取り組むという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 野生生物 | 計画 | 絶滅危惧種 | 生息域外保全 | 生息地 | 希少種 | ライチョウ | 保護増殖 |
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