静岡県は、県立静岡農業高等学校(静岡市)においてオオサクラソウ(学名:Primula jesoana var. jesoana)の増殖活動を開始すると発表した。オオサクラソウは、南アルプスを分布の南限とする絶滅危惧種。県内では限られた場所に生育するため、条例で厳しく採取、損傷等が規制されており、ふじのくに地球環境史ミュージアムで凍結保存中の種子を用いて種子増殖の取り組みを行っている。同県では、県内高校生による南アルプスの絶滅危惧種の種子増殖の取組を推進しており、今年度5校に「ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナー」の委嘱状を交付し、高校での種子増殖活動を進める考え。今回、令和3年8月23日に、同校に対し委嘱状とオオサクラソウの種子提供を行うと発表した。「ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナー」は、ふじのくに生物多様性地域戦略の次世代への継承や取組主体の裾野を広げるため、県と協働して新たなプロジェクトの実践や成果発表等を行う新たなパートナー制度。今後、県立田方農業高等学校、県立富岳館高等学校、藤枝北高等学校、浜松湖北高等学校にも順次委嘱状を授与するという。
情報源 |
静岡県 記者提供資料
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機関 | 静岡県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 絶滅危惧種 | 静岡市 | 静岡県 | 南アルプス | 凍結保存 | 種子増殖 | オオサクラソウ | ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナー | 生物多様性地域戦略 |
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