九州地方環境事務所は、福岡県福岡市及び糟屋郡久山町におけるツマアカスズメバチ緊急防除を実施した。外来生物法に基づき特定外来生物に指定されているツマアカスズメバチが、令和4年5月以降、福岡県福岡市東区及び久山町等で確認されたことを受け、在来の生態系や養蜂業への影響を抑えるため、生息状況等調査や、巣の探索調査を実施している。今回、令和4年9月10日から25日にかけて、これまでツマアカスズメバチが確認された地点から3km圏内を中心に、公園や緑地、樹林地等に約700個のトラップを設置し、個体及び巣の目視調査を行った。その結果、ツマアカスズメバチ約30個体が発見されたという。今後、さらに、巣が存在する可能性が高いと考えられる久山町山田、久原及び福岡市東区下原周辺にて、蜜によりツマアカスズメバチを誘引し、帰巣する方向を追跡し、巣の発見と駆除を目指す探索調査を実施する。これと並行し、スズメバチ駆除用薬剤を用いた化学的駆除も実施する。なお、薬剤には、ミツバチが嫌う成分を配合し、養蜂に配慮しており、養蜂に与える影響はないとのこと。これらの、防除の効果については来春以降に再調査を行い、関係機関と協力し、引き続き侵入の監視等に努めるという。
情報源 |
九州地方環境事務所 報道発表資料
福岡県 記者発表資料 福岡市 記者発表 |
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機関 | 環境省九州地方環境事務所 福岡県 福岡市 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 特定外来生物 | 福岡市 | ツマアカスズメバチ | トラップ | 九州地方環境事務所 | 久山町 | 緊急防除 | 養蜂 | スズメバチ駆除用薬剤 |
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