環境省は、令和3年度の低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査の評価結果を公表した。同調査は、低コスト・低負荷型の土壌汚染の調査及び対策に資する実証試験段階の技術を開発するとともに、当該技術開発の結果を評価し、公表することにより、土壌汚染対策の推進を図ることを目的としている。令和3年度の評価対象技術は、大成建設(株) 技術センターから応募があった「加熱脱着法とバイオレメディエーションを併用した難透水層及び帯水層のVOCs浄化技術」について実証試験を実施し、専門家による評価を行った。同技術は、帯水層下部に存在する粘土層などの難透水層に存在する塩素化エチレン類を脱離し、バイオレメディエーションにより浄化する技術である。掘削除去が難しいような狭隘な土地での浄化工事も可能であることが確認された。経済性についても土壌 1立方メートルあたりの浄化コストは 7万円となり、従来技術と比較して18%低減されたという。また、二酸化炭素排出量を大きく削減できる結果となった。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 資料PDF |
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | バイオレメディエーション | 土壌汚染 | 大成建設 | 二酸化炭素排出量 | 塩素化エチレン類 | 低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術 | 加熱脱着法 | VOCs | VOCs浄化技術 |
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