環境省は、「ベストナッジ賞」コンテスト2022の実施内容を紹介した(募集期間:令和4年7月4日~9月30日)。ナッジ(英語 nudge:そっと後押しする)とは、行動科学の知見(行動インサイト)の活用により、「人々が自分自身にとってより良い選択を自発的に取れるように手助けする政策手法」。同省は、ナッジやブースト(英語 boost:ぐっと後押しする)に基づく取組が社会実装され、自立的に普及することを目標として、平成27年に府省庁初のナッジ・ユニット(ナッジ PT「プラチナ」)を、平成29年4月に、オールジャパン体制による日本版ナッジ・ユニットBEST(Behavioral Sciences Team)を発足した。今回、「ベストナッジ賞」コンテスト2022を実施する。1)ナッジ等の行動科学の理論・知見を活用して行動変容を促進するものであること2、)社会や行政の課題の解決に向けたものであること、3)実社会で実際に実施した実績のあること、4)効果を何らかの方法により測定したものというすべての条件を満たすことが要件。「ベストナッジ賞」は、選考委員会により選定された受賞候補者のうち、令和4年12月17日~18日開催の行動経済学会第15回大会で、ポスター・プレゼンテーション審査を経て決定されるという。