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 日々の節電行動に対するナッジ介入…CFP見える化の効果認められず

発表日:2024.03.22


  環境省は、「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」の成果(令和5年度分)を公表した。同事業では、“金銭的及び非金銭的インセンティブが節電行動に与える効果に関する予備的な実証実験(実施主体:サイバー創研、電力シェアリング)”等が行われている。令和4年度の取り組みでは、金銭的インセンティブによる追加的な節電・省CO2効果の発現が確認された。令和5年度は、カーボンフットプリント(CFP)の見える化やコミットメント、ポイント等の効果が環境配慮行動の実施数に与える効果に関する予備的な実証実験が行われた。その結果、 環境配慮行動の実施数について、CFPを「見える化」するだけでは効果が見られず、実施数の目標を宣言させることや、金銭的価値のあるポイントを付与することにより、実施数が統計的有意に高まることが実証された。「見える化」はしばしば用いられる手法であるが、社会実装においては効果のある見える化であるかどうかに留意が必要、と考察している。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 環境総合
キーワード 環境省 | 見える化 | カーボンフットプリント | ナッジ | 日本版ナッジ・ユニットBEST | ブースト | コミットメント | ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業 | サイバー創研 | 電力シェアリング
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