東京都は、豊洲市場(江東区豊洲六丁目)において定期的に時死している空気調査および地下水質調査の結果をとりまとめ公表した。豊洲市場は、東京都内に11か所ある東京都中央卸売市場の一つで、築地市場の代替施設として建設された(取引開始:2018年10月)。都は、平成29年7月に「無害化に代わる新たな方針」を定め、安全で安心な市場の実現に向け、専門的・科学的で妥当な対策を講じることで、地上の安全に万全を期すとともに、正確な情報発信を通じて、都民や事業者の理解と安心に繋げていくこととしている。こうした方針に基づき、豊洲市場では様々な対策を講じてきた。今回公表した調査結果では、空気調査はすべて大気環境基準等に適合していた。一方、地下水調査の結果、ベンゼン最大1.1㎎/L(基準値:0.01㎎/L)、シアン最大1.1㎎/L(基準値:検出されないこと〔定量下限値0.1㎎/L未満〕)、ヒ素最大0.068㎎/L(基準値:0.01㎎/L)であった。これについて、都は「濃度が上昇傾向を示した地点や低下傾向を示した地点も存在しているが、全体的に見れば、大きく汚染状況が変化した傾向は確認できない」との専門家の評価を紹介している。
情報源 |
東京都 報道発表
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機関 | 東京都 |
分野 |
大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | ベンゼン | 無害化 | 地下水 | 基準値 | シアン | ヒ素 | 江東区 | 豊洲市場 | 空気調査 | 地下水質調査 |
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