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 神栖市におけるDPAA健康影響について検討

発表日:2023.06.22


  環境省は、令和5年度第1回ジフェニルアルシン酸(DPAA)に係る健康影響等についての臨床検討会の結果を公表した(開催日:令和5年6月21日)。2003年、茨城県神栖市(当時神栖町)において、通常自然界には存在しないジフェニルアルシン酸(DPAA)による地下水汚染(総ヒ素濃度 4.5mg/L、地下水環境基準の450倍)及び健康被害が発生した。環境省が中心となった調査によって、何者かによって投棄されたコンクリート様の廃棄物が原因と特定されている。同省では、DPAAにばく露したと認められる者の健康影響発症メカニズム解明等のため検討会を継続して開催している。今回の検討会では、「茨城県神栖市における有機ヒ素化合物汚染に関する健康被害に係る緊急措置事業のこれまでの経過及び実施状況並びにジフェニルアルシン酸等に係る研究結果を踏まえ、神栖市における有機ヒ素化合物汚染に関する健康被害に係る緊急措置事業については、継続することが必要」との意見があり、今後、これを踏まえ神栖市における有機ヒ素化合物による環境汚染及び健康被害に係る緊急措置事業について、必要な対応を実施していくという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 地下水 | 健康被害 | ヒ素 | DPAA | 神栖市 | ジフェニルアルシン酸 | 有機ヒ素化合物汚染 | 緊急措置
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