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 パナソニック(株)、光触媒粒子による水浄化技術を開発

発表日:2013.08.05


  パナソニック(株)は、新構造の光触媒粒子を水中に分散して高速処理する水浄化技術を開発したと発表した。世界規模での人口増加、工業化の進展により、利用可能な水の不足が顕在化している。従来の塩素処理や逆浸透膜を利用した水浄化装置ではヒ素などの有害金属は十分に除去できず、光触媒での水浄化方法では大規模な処理漕の設備が必要となっていた。今回開発した技術は、従来の固定型光触媒に比べ最大100倍の反応速度で、地下水などに含まれるヒ素や六価クロムなどの有害金属や難分解性有機物を無毒化することができる。さらに、従来の光触媒粒子では困難であった、処理水中からの使用済み光触媒の回収と再利用が容易になった。今後、太陽光を利用した小規模の独立型水浄化装置の実現により、安全で低コストの飲料水が求められる新興国等への展開が期待されるという。

情報源 パナソニック(株) プレスリリース
機関 パナソニック(株)
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 光触媒 | パナソニック | 地下水 | 有機物 | 難分解性 | 技術 | 有害金属 | 六価クロム | ヒ素 | 水浄化
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