外務省は、平成22年3月11日(木)(現地時間10日(水))、サモアのアピアにおいて、環境プログラム無償資金協力「気象観測・災害対策向上計画」に関する書簡の交換が行われたと発表した。同計画は、大洋州地域における気候変動対策支援の一環として、サモア気象局やファレオロ国際空港等に気象観測機材及び通信設備等を整備するための資金を供与するもの。同計画の実施により、サモアにおける気象災害に対する脆弱性を改善するとともに、気候変動予測に必要な観測データの蓄積を行うことが可能になるという。我が国の同件への協力は、鳩山イニシアティブの一環として実施するもので、我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同も表明しているサモアと引き続き気候変動分野で連携していくという。